親子兄弟経営の「経営会議等」はビジネスに親子関係が入って来る事が多いので難しい。
1)親子兄弟だけで経営会議等を実施しますと、本来は「経営の問題」を取り扱うべ
きですが、どうしても社長、専務、部長等の職務からの発言だけではなく、親子
兄弟関係がそのまま出て来て、「ビジネスの話し合い、討論、検討等」が出来な
い場合が多いです。
2)社長や経理担当の奥さん等はビジネスの立場だけではなく、親の立場でも発言し
がちです。
3)ビジネス上で意見が相違した場合には社長等親は自分は「正しい」と思って意見
を言っているので、自分の正しさを主張する為に、ビジネス上の意見の相違に対
しても「親の子供への指導権」を発揮して、自分の意見の正しさを主張しようと
します。
3)又、社長や経理担当の奥さん等はビジネス上の意見を「親の立場」「子供が成人
しても、子供が自分では「いっぱし」に成ったと思っていても、親の子供への指
導権を発揮して」結局は親の意見、方針、方向を通してしまいがちです。
4)こんな状態では後継者等子供は(何時まで経っても親は親ですのですので)、自
分の意見や提案は何時まで経っても通らないので、経営会議等には参加しなくな
ります。
5)従って、経営の基本的な事柄、根本的な事柄は親子兄弟間では話し合われなくな
ります。
結果として次の「親子兄弟経営の法則」が成立します。