多くの中小企業さんで、親子や兄弟で経営している会社を指導したり、訪問すると、表面上は親子とか兄弟とかの経営ですので仲良く、非常に上手くいっているように見えますが、いざ「経営の根幹問題等」と成りますと話し合われていなかったり、決まっていなかったりする事が非常に多いです。
つまり、日常業務は毎日の事ですから、上手に処理されていて、非常に上手く行っています。しかし、上記のように、経営の根本問題、根幹問題(①経営理念問題とか、②経営戦略問題とか、③今後の会社の方針とか、方向とか、④5年後、10年後のあるべき姿とか、⑤パラダイムシフトに如何に対応するか、等々)となると話し合われていない事が多いです。
中小企業は経営基本問題、経営戦略等がない会社が多いのですが、その他、特徴的なのは、
・親子間や兄弟間では親子や兄弟の間で暗黙の領域があって、相互にお互いの領域には踏み込まないようにしており、お互いの領域を尊重している。
・後継者は本音では社長(親)と考え方や価値観や方法論が違っているのですが、表面的には社長(親)と合わせ、「親子間等でぶつかる」事は直感で分かっているため言い出さない。
などの様に「親子問題」と「経営問題」が当該会社の経営戦略等の全社戦略=親子等一致戦略を出来にくくしています。
私脇田がこのような状況の親子間、兄弟間を調整し「蝶番役」と成って閉塞状態を改善し、社長と後継者との間で方向性を一致させ、協力して変革を実現していきます。